Neetel Inside 文芸新都
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1月11日/白み始めた夜の果て

永遠もすでに永遠に過ぎたらしい、といったような事を賢者が言う。
ユング的に言うと、恐らく究極の到達点なのだろうか。
ただ、賢者は男性における象徴のはずだ、なんて夢の中でも理性が働く。
そこから場面が飛んで、暗い地下道。
天井に入り乱れるパイプの様は、血管のよう。
その隙間という隙間を、蜘蛛のように這い回る。
そのうちに広々とした大聖堂のような場所に出る。
周囲は七色のモザイクでできたガラス。
背後にあった大きな扉から外へ出ると、夜と朝の間と呼べるような
明るいけれども真っ暗な空間が果てにあった。

       

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