4月29日/死のイメージとともに
内戦の最中、逃げ惑う真っ只中。場所はアフリカのどこか。
武器を持った数人に追われ、崩れた家の中に身を隠す。
しばらく息を潜めてやり過ごし、家の裏手に回ると軒先には無数の針で吊られた美しい少年。
ひとつひとつ慎重に外して地面に下ろしてやり、額に口付ける。
場面は変わり、日本の下町。見知らぬ家に入り、地下室へ。
土がむき出しの床をひたすらに掘り進める。
何時間もかかって数メートルほどの穴を作り、その中に子供を数人放り込む。
そして家に火を点けて隠蔽。何食わぬ顔で立ち去る。