Neetel Inside 文芸新都
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「なっ!?」
「甘いねぇ。誰だか知らないけど甘すぎるよ。昨日食べたマルポーロ並に甘いよ!」
マルポーロ食ってるのかお前。その年で。
ていうかまずは状況整理しよう。うんそうしよう。
えーと、美希が俺に告っておれがOK出して聖が沸いてきて美希をナイフで刺したと思ったら生きてた。
わけわからん。
「ん? 頭が追いついてないみたいだねぇさー君。私がこの娘のナイフを指ではさんで止めたんだよ。それだけー」
「あ、ああ。なるほど」
そういや昔からそんな稽古をおじさんにさせられてたな美希。
なんていう設定。
「くっ抜けない……」
「私は巫女だよ。この程度造作ないね。うんうん」
巫女はそんな危ないことしないし普通殺される。
だからお前は巫女さんじゃない。家が神社だけど巫女さんじゃない。
「僕が居るのを忘れているようだねっ! 泥棒猫!」
「弟よ!? 何故お前もナイフ持ってる!?」
またまたどこから沸いてきたか知らないが弟がナイフもって飛び出して来た。
何故武装しているんだ。
「無謀だよ義弟君!」
「義弟言うな!」
弟がナイフを振りかぶる瞬間美希は聖を肘で顎を打った後蹴り飛ばした。聖は大体5mくらい吹き飛んだ。秒間0.5秒。
その際にナイフを強奪。秒間0.2秒。
弟が振り下ろそうとしたナイフの刃に向ってナイフを投げ、弟の手からナイフが弾かれる。秒間03秒。
次に腰に隠していた思われる小太刀を抜刀。
現在弟の首の目の前で止まっている。1mくらい空いて無いね。ミクロかな?
「感想。人間じゃない」
「人間だよー。さーくん酷い!」
いいや、このご時世帯刀してる奴はいないし。
周りを見ると聖は起き上がっているが立てないようだ。
ダレモタナクテヨカッタ。HAHAHAHAHAHa。
「何より秒間で動けるやつは人間って言わない」
「それは簡単。私が巫女だからなんだよ」

       

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