Neetel Inside ニートノベル
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夜魔殿に着くと、ゴゴゴゴゴと言う音と共に、男を興奮させるセクシーで甘美なフェロモンが漂う。そして扉が開く。
「ちょっと正気じゃ、居られないな」無数の妖魔の存在が集中する。「夜魔王ダーキュラーに謁見に参りました」と土姫。

夜魔王ダーキュラー「アイソスから話は聞いてる。小僧、そいつはルキュの剣だな」「切り札です」「相手はアイソスだぞ」
「帯刀してるだけで、誘惑に勝るんです」「父の名は?」「妖魔達のBOSSだと聞いて、います」「大きくなったな…」

地下迷宮アイソスラビリンスへようこそ!と書かれた入り口がある。入ると、いきなり、アイソスの研究室は→、と画かれている。
他に2つ道がある。フレルはその2つにコインを落とす。片方はドグシャと罠が発動した。もう1つは反応が無いのでコインを回収に
慎重に足を進める。と、土姫が気づく「この道は入り口よ」「もう後には退けないか。どちらにしても→このとおり進んでみよう」
どんどん進む。どんどん進む。まるでこの地下迷宮の最短距離だ。秘密の抜け道みたいな階段を、頭がおかしくなるくらい下る。
扉だ。迷わず開ける。と、地下に小規模の集落がある。「迷宮ギルド」と子供の声がする。「僕はこの村の長老なんだ」「大人はどうした」
「だ・か・ら・僕が長老なんだって」辺りを見回すと、腐乱死体の山がある。そこに、墓標とでも表現したらいいのか、
小さな白旗が建っている。「なぜだ!」とフレルが錯乱する。土姫「僕、訳を話してくれる?」と優しく微笑む。
「美人のお姉さん。あっちへ行けば分かるよ」「そう。ありがとう」「ヘヘへへヘヘへッ」向かった先には、巨大な洞穴があり。
遥か向こうに、進む道がある。ご丁寧に見えない床のコースが示してある。土姫は「フレル。テレポーテイションでスキップするわよ」
向こう岸まで跳んだ。暫く進むと、人型をした謎の物体が居た。「私はこの先にある扉を守る者」何を思ったか、
フレルが、彼のテリトリーに入った。途端に人型から大きなドラゴンに姿が変わる。フレルは意外と冷静に猛攻を避けている。
が、ドラゴンの鼻から煙が漂うと、テリトリーから出た。すると、また人型に戻った。「土姫。奴がファイアーブレスを吐く間、
囮になってくれ。」「勝算?」「まあね」二人で向かう!ドラゴンの鼻から煙が漂う…土姫がスキップした。その時、フレルが、
ドラゴンの、のど笛を剣で突いた。バアン!と、化学物質が暴発して、ドラゴンはのたうち回る。「今だ!」二人は両サイドから
駆け込んで、テリトリーから先に進んだ。と、八つの扉がある。一番左に1つだけ錠がある。また例のごとく、どれでもお好きな道をどうぞ
と、画かれている。二人は迷ったが、判らない。と、これまでを振り返ってみて、正しかったかさえ定かだ。「しかし、長いよなあ」
「ええ。どちらでも、同じ事なんじゃない」時間の感覚が麻痺してから、どれ位、歩いたか「振り返ると、全然進んでないよ」
「でも、歩いてるし」「おかしいなあ」「さっきから」「ちょうっと、待てよ」「もしかして」「気づいてる?」「それ以外考えられない」
「それ以外考えられないな」と二人は、動いているのは床だと認識した。「奴の考えそうな手だ」フレルは、その床に剣を突き立てた。
そこから遠ざかる様にジャンプして、クリアした。すると、アイソスの研究室と画かれた扉がある。二人は思わず、立ちすくんでしまった。続く。

       

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