Neetel Inside 文芸新都
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 会話が音楽の話に移行して行き、俺はしばしトーンダウン。
なにせ好きな音楽なんてTOA好きが高じてバンプが好きになった程度のもので
あとは映画音楽くらいにしか興味がないというくらいだったからだ。

しかし、会話をなんとかしなければ・・・という気持ちが俺を急き立て、
俺の口は、鉄火と俺の二人で内緒にしておくべきだった事を口にした。




「あ、そういや鉄火、昨日夜遅くに持ってきてくれたCD、アレいいで
 結構聞きほれた、あと鍋も今度は洗って返すから」




正直言葉を発するまでは

「ぶっちゃけあんまCD聞いてないけどコレでCDちゃあんと聞いてるおwww
 鉄火の心も今の台詞でしっかりフォローwww俺天才www」

位の勢いで脳内では円錐型クラッカーが鳴り響いていたのだが、
鉄火、向井、双方の顔色が変わった時ですら、その時は何がいけなかったのかが
まるで俺には分からなかったのだ。

>>あ~あwwwww

>>バカスw

>>いきなりカオスだな。

>>鉄火→あ~あ・・・バカ。。。
   向井→嫉妬
   ってとこか?ww

>>wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>\(^o^)/

>>/(^o^)\ナンテコッタイ


向井
「え、姉ちゃんボコの家いったんや?」

鉄火
「うんー行ったww汚い部屋だったけどー・・・」

向井
「私も呼んでくれたら行ったのにー」

鉄火
「ははは、夜遅かったしww・・・・」

向井
「鍋って、何?(笑顔)」

鉄火
「うん・・・作りすぎたんでね、持ってったw・・・・・・・」


向井の緊迫した顔がLVうpしていた。
ははーん、そうか向井、

つまり こういう ことだな

俺ビジョン
「要は向井は仲間はずれが嫌だったと、
 なのに仲良しの鉄火がぶっさいくな俺とこにいって遊んだだなんて・・・!!!
 私は遊びだったの?鉄火姉さま~私だけを見て~、とでも言いたいのか?」

・・・・・だとしたら女って分からん。なぜ穴を持ち合わせていながら穴を求めるのだ。
刀だって鞘に収めておかなければ錆びてしまうんだぞ?
いや俺の刀の場合錆どころか白濁した固着物な訳だが。

そんなことはどうでもいい。
とにかく帰りの車で鉄火に説明を受けるまでは、
俺は向井がレズで鉄火に惚れていて
男性諸君がほぞを噛むようなワンダーランドを構築しつつあるので
俺に焼きもちを焼いているのだという脳内妄想を疑うことは無かった。


>>どこまであほなんだよwwwwwwwwww

>>wwwwねえよwwww

>>素敵なレズビアーんなワンダーランド→ねえよwwwww

>>これは向井フラグきたー?

>>あんた天才だよwwwwww

>>おまえよく鈍感って言われね?ww

>>これはひどいwwwwwwww

>>なぜスレ主にはこうもフラグが…

>>鈍感すぎだわwwwwwwwwwwwwwwww

>>wktk

>>明らかに状況理解してねぇだろw

>>せっかく鉄火が翌日会うのにわざわざCDをポストに入れたのか、
>>>>1は分からんのか・・・ww

>>はっきり分かったことは向井は>>1に気があるよ。
>>仲間はずれが~とかとんだ的外れww

>>これはいつの日か鉄火と向井がボッキーをめぐって仲違いし
>>二人の女の間を揺れ動く>>1の姿が目に見えるwwwwwwww

>>ところで>>1は向井にはやっぱ萌えないのか?
>>相手はこんだけ一生懸命フラグ立ててるのにほとんど折っちゃってる。


そう言うな住人さまがた、俺は何しろ会話能力においては超が付くほどの若葉マーカー
君達の期待するような展開には持っていけないのがデフォルトなのさ。
「期待を裏切ることなく、期待を裏切る」のが俺のポリシー

俺はガンバレルを乗りこなすようなキザな男ではないが、
ある意味「不可能を可能にする男」なのだから









       

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