Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      



6-3.腹から流血。

眩暈がしてよろめいて木にもたれかかってとうさんはどうなったか知らない僕はもう死ぬんだろう。地面は真っ赤でお空は灰色にんじんは飛んでない。
「あれちょっとまって、」僕は違和感に気づいた。父の肉棒は背中から僕を貫通し腹から流血背中はどうして痛くないのだろう。
「うわあああああ!!!!」一生懸命封じ込めた恐怖と一緒に痛みと赤い血と刺さったままだった父の肉棒が僕の背中から飛び出してこれはもうだめかと思った「痛い痛い痛うぇうぇえうぇうああがっがががdえ、おとうさんの肉棒脱着可能なんですか何で僕立ってられるんですかあれ?立ってる?
足の裏に地面の感触がないこれなんて幽体離脱そりゃないよまだ10分経ってない10分?経ったかな。ぴこんぴこんぴこん僕の胸が光ってる。実は僕アンダーラカボチャ星で産まれて平和を守るため地球にやってきたアンダーラカボチャ星人だったんだアンダーラカカボチャ星人の胸には熱い想いがたくさん詰まっててピンチになると愛や勇気がカボチャと一緒に飛び出して僕を救ってくれる救ってくれる救ってくれるんだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
敵発見!僕の父で森になったドッペルゲンガーは世界を破滅へ導く暗黒大魔王だった!やっちまえ!身体から溢れ出る愛や勇気が暗黒大魔王に突き刺さって深刻なダメージを与えるその間に僕はそこら中に落ちてるカボチャを食べて元気100%!うそだまずくて食えないよこんなもの
しゅるしゅるっ何かが僕の後ろを通って父の股間に戻った上着で隠れてた方の半分長い鞭のような肉棒がのた打ち回りながら収縮した。信じられないけどこういうこともあるんだろう父親の肉棒が触手だったなんてあるわけないだろそんなこと「僕はアンダーラカボチャ星人だ!お前は誰だ!!」父は答える代わりにすごい勢いで迫って来た速すぎて避けられないアンダーラカボチャ星人の僕でさえ拳が顔に、当たる。「うぁっ!」僕は知っているその拳の感覚を間違え様も無く父のハリケーン・パンチ
知らなかった僕のおとうさん股間に触手が生えてるんだ!触手を生やした僕のおとうさんは殴った腕を伸ばしたまま上体を捻って左足を地面に踏み込むハリケーンからの連携技上段回し蹴り⇒スパイラルキックのコンボだ僕はアンダーラカボチャ星人の12の特技の一つによって父の動きを見切っているから回し蹴りを避けられて無防備になった下半身に突撃☆アタックでもだめだ目の前に鋼鉄のような肉棒が現れて咄嗟に進路を変えるので精一杯空いてる両手で肉棒を取り出し足を振り上げたまま軸足を回転させてショートカットで繰り出した父のスパイラルを避けられない。
スパイラル・キックが僕の腹を裂き骨を砕き肌寒い森に落ち葉が舞った。だが僕はえっとアンダーラカボチャ星人の12の技の一つである「すごい防御」によって全ての衝撃を受け流したからあっやっぱりだめだこれ死ぬ。うさぎさんうさぎさん。うさぎさんの想いが具体化したUSAGI・アーマー。これを身に纏って僕はすごい力を手に入れる。傷はタチドコロに治り僕の息は空気を裂き僕の一歩は地面を割く。「オラオラオラオラオラオラァ!!!」あっキャラ間違えた。「くらえー☆」うん。これならいいか。USAGI・アーマーを身に纏うと性格が変わるってことにしておこう
僕の深呼吸と全力疾走で森はズタズタになって地面はボコボコになった父さんは無傷肉棒が大きくなった僕を殺す気だ僕の想像力はもう限界みたいどうしようお腹と背中の傷が開いた。

- -

       

表紙
Tweet

Neetsha