Neetel Inside ニートノベル
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誰の声も無の向こう
惑星ビガル

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ぴるるるおーん
おんちぇるぺりぽす

俺は飛び起きた
大変なことがおこった バイオハザードだ 生物災害だ
参った
俺の手には拳銃が一丁あるのみ
それだけでこのゾンビだらけの世界を渡り歩いていけというのか
くそっ 俺は自分のパワードスーツの胸を叩いた 世の中はクソヤロウばっかりだ
まるきり不利な状況で俺は頑張ることにした
とりあえずは敵を倒すのだ
ばんばん ゾンビを倒す
まけるわけにいくもんか
俺は小銭をかきあつめた コンビニでゾンビからお金を払って食べ物を買う
もぐもぐ
元気が出た
フラフラする くそっ 感染したのか
俺は左から入ってくる敵を殴り倒した。
なんだここは? 落盤した まだ暗い
俺はアンチスコープで都合の悪いものをアンチした
ああむりだ 敵がくる
ペルスリム・ツ
俺の剣がロッカーに入っていた 
入れは誰がしたのだろう
俺は剣を鞘ぐるみ抜き取った
それを振り払ってゾンビをざしゅざしゅと斬る。
まぜっかえすな くそ ゾンビが
俺はフラフラになりながらも前へ進もうとした
時計を見るとぐるぐる回っている 何かがおかしい
ここはどこだ どこなんだ
俺はあまりにも寒いので何重にもコートを羽織って死ねと念じながらゾンビたちを倒した
寒すぎる 俺は道行くキャラバンからランプをもらって暖をとった
「ひどい世界だねえ。偉い人や一丁前のことを言うくせに何もできないリア充がしっかりしていればこんなことにはならなかったのにねえ。女は馬鹿だし、男は屑だし、この世にいいことなんて一個もないねえ」
そのキャラバンは俺が去ってすぐに全滅した
いいことなんて一個もないんだ
俺は制服のポケットから通っている高校の生徒手帳を取り出した
それを焼き捨てる
こんなものいらないんだ
その火が人を引き寄せた
俺は対ゾンビ警察に身を寄せた
俺は能力が優れているし拳銃を持っていたから特待生として偉ぶらせてくれるらしい
とても助かった
いいことだと思った
俺のハンドガンがようやく報われたのだ
パラベラムをゾンビにばらまく
俺の弾丸がゾンビを粉々にする
物凄く強いのだ 俺のハンドガンは
マグナムというらしい
俺はマシンガンしかもっていない連中を引き連れて戦車でゾンビ討伐へ出向いた
なんだかんだいって機銃は強い
俺は戦車の中から機銃をばら撒いて敵を倒しまくった
敵を倒しまくればなんとかなると思ったからだ
テリベリークルスという名前の仲間が俺をかばって重傷を負った
なんて可哀想なんだろう 俺はホーリースプレーをたくさん使った
にゅるううううううん
すごい音をブレーキが立てて俺たちはわけもわからぬまま洞窟の中に落ちた
中はバケモノの巣窟だった
大変なことになっていた
なんで世の中こんなことになってしまったんだろう
こんなゾンビだらけの世界になるなんて知らなかった
世の中がくそったれだったばかりにこんな目に俺があうなんて・・・
俺がかわいそうだ・・・
「大丈夫よビガル。あなたは死なない。私がまもるもの」
「そんなセリフが聞きたいんじゃない!」
ロバートが俺の気持ちを代弁した。ありがとうロバート
俺はとにかく機銃でバケモノを撃ちまくった
あふれる血液 たなびく汚風
俺はもう駄目になりそうだった ふらふらするし
ウイルスに感染しているのかもしれない でも仲間にはとても言えない
俺の仲間は時給が安いのだ あんまり無理させちゃかわいそうだ
あれ・でもゾンビってなんだっけ
くそっ ウイルスだ 全部ウイルスのせいなんだ
ベルリーテが手榴弾を投げた それがキャタピラを吹っ飛ばした
「何やってるんだ!!!!! ちょっと考えればそういうことしちゃだめだろう!!!!!!」
「わからなかったんだもの わからなかったんだものー!」
これだから女は! もう駄目だ戦車が壊れてしまった
俺たちはバケモノの中へ放り出されてしまった
俺たちにせまる無数の手
俺たちはおびえて身動きができなかった
俺たちがなにをしたというんだ
俺たちの武器がバケモノの唾液で溶かされてしまった
俺たちはみんななんとかしなきゃと思った
俺たちの未来は俺たちにかかっているのだ
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」
俺は叫んだ
すると体中に力がみなぎった
俺はゾンビウイルスを覚醒させてスーパーゾンビウイルス使いになってバケモノをみんなやっつけた
みんながすごく感謝してくれた 俺は世界の英雄になった
星には俺の名前がつけられた 惑星ビガルだ
俺のものにならないものはなかったし すべてがとてもいい雰囲気だった
ゾンビはみんな駆逐された。すべて俺のおかげだ。
便利なパワーでエネルギー問題も解決した。
すべて俺のおかげだ 俺は王様になった みんなが俺を崇めてくれる
誰も俺をのけものになんてしないのだ!
俺は自分のクラスメートたちを探し出し 自分の側近にした
みんな幸せそうだった よかった みんなを幸せにしたのは俺なのだ
俺は幸福だった ゾンビのおかげだ なにもかも

       

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