僕はクレイジーとクレーバーの狭間に漂っていた。
アルコールなのかドラッグなのか僕の心なのか。
張ち切れそうな心臓に流れ込む血液は冷めていた。
浮遊する思考に現実の儚さを見据えて苦悩する。
全て夢であればいいのに。
だけど現実であって欲しい時もある。
いつでも矛盾が佇んでいる。
負のスパイラルに陥った時、逃避的思考が駆けつける。
人体の防衛本能はいつでも目を光らせている。
だけど少しずつ確かに崩れ始めているのも感じる。
明日が見えない生活の中に、ただ漂っているだけなのだ。