Neetel Inside 文芸新都
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まほうつかい おんな レベル1
○月×日 一者択一

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 いい加減アリアハンにも飽きてきました。私だってお年頃の女の子ですので、こんな片田舎で一生を終える気はサラッサラにございます。
 時代はロマリアです。裏ロマです。はがねのつるぎヤバーい。ちょ→カッコいー(>_<) あ、これ顔文字って言うそうです。ルイーダおばさんから教わりました。(おばさんはいつもお姉さんって呼べと言いますが、お顔の小じわ的にそれは無茶です)
 けれどもロマリア城は遥か遠方の地。まほうつかいといえど理論上8回逃げても会心の一撃が出ない立場たる私には辿り着く事容易ではありません。
 まほうつかいも熟練すれば瞬時にして一度訪れた場所に移動出来る呪文『ルーラ』を習得するそうですが……。私にはサッパリ。『ルーラ』? カタカナ三文字にしか見えません。『アカギ』とかと一緒。
 ところがところが、この世界は思いのほか便利に出来ているものです。偉大な先人はとっても素晴らしいどうぐを編み出しました。
 これ。キメラのつばさ。キメラからむしり取ったやつ。これさえあれば貴方も私もガメゴンも、お気楽お手軽ひとっ飛びー!
 という訳で、行ってきまーす。

 わたしはキメラのつばさをほうりなげた!
 びゅーんびゅーん

 目を開けば。なんと。そこは。アリアハンの街。
 ……なるほどー。
 そういえば、私は生まれてこの方この街から出た事なかったかな。

 ちょ→おかえり、私(;_;)

       

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