Neetel Inside 文芸新都
表紙

唯、霧中の宝石を掴みたいと思った
霧の宝石を

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霧の中を、キレイな光に向かって歩いていた。
何度も何度も迷ったけれど、ゆっくりゆっくり近づいていく。
ようやく光にたどり着く。
キレイな光を発していたのはキレイな宝石。
キレイな物だった。
だから細く弱く、白いその腕を伸ばした。

――何故か心が満たされた。

       

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Neetsha