Neetel Inside 文芸新都
表紙

唯、霧中の宝石を掴みたいと思った
ペンを

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彼は三度ペンを取った。
書かなくてはならないと思ったから。
美しい物を書きたいと思ったから。
だからキレイなことを書く。
書けないことなど何も無いと、書いていた。
だから頑張って書いていた。
細く弱いその腕で、書いていた。
その弱い腕は、力強さに満ちていた。

       

表紙

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Neetsha