「神様」
「なんだ」
「俺の事を好きになっておっぱい揉ませてくれ」
「それはとても難しいな」
「マジで」
自習の時間。
わいわいやかましい教室の中、俺は机の上に座る神女のおっぱいやふとももを鑑賞しつつ考え込んでいた。とりあえず気合を入れてやろうとしていた体育大作戦が失敗に終わってしまった。他に俺の鋼の肉体を生かせる場がまったく思いつかない以上、これから俺の素の実力で女の子に好かれておっぱいを揉まれないといけないのだ。
「マジでおっぱい揉ませてくれよ。ノーブラの乳が目の前でぶらぶらしてるのって凄い辛いぞ」
「人間の一生というのは苦難の連続だ。その様に我ら神が作ったのだ」
「なんでそんな風に作ったんだ?」
「その方が見てて面白いからだ」
ひでぇ。
しかしどうしたものか。
真面目に嫌われずおっぱいを揉む方法が思いつかない。
そもそもおっぱいが大好きな俺が、おっぱいを揉む方法を思いつくようなら、それを実行してとっくにおっぱいを揉んでるというものだ。俺は勢いよく席を立った
「どうするのだ?」
神女が首をかしげる。俺は小声で返事した。
「下手な考え休むに似たりってな。行動あるのみだ」
自習の為、結構騒いでいる奴が多いが、さすがに派手な音を立てて席を立った俺は目立ったようで、結構注目を集めている。
好都合だ。
おれはとてとて歩いて、隣の席の女子の前に行った。
先程冷たい目で俺を見たあの子だ。
どくどく心臓がなるのがわかる。
落ち着け。落ち着け。
俺は呪文の様に心の中で唱えてから、不振な目で俺を見てるその子に向けて言い放った。
「前から好きでした。付き合ってください」