男が大きなあくびをしてベッドに倒れこむ。
男はよっぽど眠かったらしく、すぐにいびきをかきはじめる。
いびきが大きくなり始めると、二人の屈強な男が現れ慎重にベッドを担ぎあげる。
男たちは巧みにベッドを家から担ぎだすと暗い夜道を走り出す。
寝ている男のいびきに合わせて男たちは威勢のいい掛け声をあげる。
男たちがどんなに大声をだしてもベッドの上の男は起きない。ベッドの揺れが心地よいらしい。
夜が明ける頃になると男たちは、ベッドを元の場所に戻しどこかに去ってゆく。
数時間後、眠っていた男は目を覚ます。そして得体の知れない違和感に首をかしげる。