こんばんは。
千世子です。
前回の「結婚しました」の更新がちょっと早くて、エイプリルフールになっていなかったことを心からお詫び申し上げます……(汗)
うう、落ち着きのなさがこんなところで……
さて、今日(金曜日)のお話ですが、この日、すごく大事なイベントがあったのです。
そのイベントとは……赤霧酒店の大試飲会なのです!
数ヶ月に一度ぐらい、カウンターの向こうのテイスティングルームでいろいろなお酒を試飲したり、赤霧さんお手製のおつまみを食べたり、たまに杜氏を招いて交流したりと、とても楽しいイベントなのです。
参加できる条件としては、常連であることと、会費がいくらか。私は呼ばれるようになってから、必ず出席するようにしています。
このときは『呑みどころ赤霧』から『居酒屋赤霧』へ早変わり。赤霧さんはもちろん、顔なじみの常連さんや杜氏のお話しながらお酒が呑めるなんて……楽しいに決まっています。
ただ、いつもは土日のどちらかなのですが、今回は金曜日……つまり、仕事のある平日ですね。開始が20時だったので、やや危ないぐらいの時間です。
いつもは周りに合わせて残業している私も、この日ばかりは定時と同時に飛び出しました。そして最速で帰宅して、19時過ぎ。思ったよりも早く帰ることができました。
………………
何着て行こうかな。お気に入りの春物を着て行こうかな。
ちょっとメイクを直して……あ、シャワーを浴びて……
疲れを顔に出さないように、鏡の前でイメージトレーニングを、と……
とか考えたりしました。気合が入っているように思われるかもしれませんが、いつもしていることですよ?
20時少し前。赤霧酒店に着きました。
「いらっしゃい、千世子さん。待ってましたよ」
誰かに待ってもらえているのは、幸せなことですね。
奥に案内されると……もう何人もいました。全員、この赤霧酒店の常連さんです。
焼酎好きの土建屋さん、近くの酒屋の大将(なぜか常連さんらしいです)、ワイン好きのおばあちゃん……全員で10人いかないぐらいがいつものメンバーです。
……常連さん、増えてないんでしょうか。
もうすぐ始まる時間、というところで、赤霧さんと、見知らぬ女性が入ってきました。
……少なくとも常連さんではありません。
赤霧さんの口から、蔵元の娘さんということが話されました。大学生……卒業したあたりでしょうか。蔵元ということは……お酒呑み放題……お友達になりたい……
始めの乾杯のために、皆さんお酒を入れ始めます。普段お酌をするのが嫌いな私も、このときだけは笑顔でお酌をします。
私の一杯目は、生の日本酒。ちょっと贅沢している気分になれます。
「みなさん、お酒の準備はできましたか?」
赤霧さんのあの言葉で『居酒屋赤霧』が始まります。
さあ。
さあ、さあ!
「では呑みましょうか。乾杯っ」
乾杯の挨拶をわずか5秒で終わらせる、何という男前っ!
さっそく生の日本酒を……
こくり。
「あふっ……」
良く冷えた日本酒がのどを通り、お腹に入るころには熱となって身体を温めます。
一口目は、とてもフルーティで果実酒のよう。そして、二口目は……日本酒の旨みが口に広がります。生の日本酒は一口目と二口目で味が変わるように感じるのは私だけでしょうか。
甘い香りを口に残したまま、牛すじこんにゃく(牛すじとこんにゃくを煮込んだもの)を一口。
もきゅもきゅ。
こくり。
「ん~………っ」
こんにゃくと日本酒が良く合います! 赤霧さん、あいかわらず上手です……
ふと赤霧さんを見ると、蔵元の娘さんと一緒に常連さんとお話されているようです。
お友達になりたいなぁ……
このあと、特に書くほどの内容もなく、呑んだり食べたりお話しました(汗)。呑む食べるはいつものことですし、世間話しかしませんし……
まあそれはそれとして、私は呑んだり、食べたり、お話します。
ここにいる人たちは私と同じかそれ以上にお酒が好きなので、話していても気が楽です。私の、数少ないお酒好きが披露できる場ですからね。
楽しい時間はあっという間で、気がつけば終わりの時間になっていました。
……タイミングが合わず、赤霧さんと蔵元の娘さんとお話することができませんでした。
お友達になりたかった……
「今日はどうでしたか?」
「とても楽しかったです。あと、トマトポテトがおいしかったです」
赤霧さんとの会話はこれだけでした。ちなみにトマトポテトとは、茹でたじゃがいもの上にトマトソースがかかっているものです。 おそらくハイボールと合わせればおいしいはずです。
ウィスキーが残り少なくなっているので、休みの間に買いに行こうかな。