トップに戻る

<< 前 次 >>

VSハーピィ そして世界は動き出す 業界発?空中セックスバトル

単ページ   最大化   

  ここは地下なのだろう、松明のみで照らされたこの部屋は予想以上に暗い。円卓を囲んでいるものが四人で、そのうちの何人かは魔物かもしれないということしかわからない。
「悪魔の騎士、デーモン・アリスをはじめとして、勢力拡大に派遣した魔物と連絡がとれなくなってるわ」
「単純な戦闘力であるなら私たち四天王を凌ぐミノタウロス・イノシーバや、知将と言われたヴァンパイア・カルトがやられたのも痛いわね」
「ってことでいよいよあたしたちの出番ってことね」
「いや、まだ時期早々だとは思いますが……」
「そうやってドンと構えてるうちに先祖様はやられちゃったんでしょ!」
「まぁまぁ落ち着きなさい。ハーピィ・ピリア」
「いーや!あたしはいくよ!この手で勇者の首をかっさらってきてやる!」
「ちょっと待ちなさいハーピィ・ピリア!」
  ドタドタと駆け出していくひとつの影。そしてそれを追おうとするもあきらめるもうひとつの影。
「はぁ、あの子ったら……」
「まあ仕方ありません。私たちは来るべく勇者に対して少しでも情報を集めて対策を立てましょう。本来ならこれもデーモン・アリスの役割だったのですが……」
  ふぅっとため息を吐く。物語は動き始める。
 「あら?遅かったわね、勇者ハヤト君」
  自分よりしたの年齢の子に、それがハーピィと呼ばれる半人半鳥の魔物であったとしてもくすぐったい感覚を覚える。が、その幼い見た目と強調する2つのボインと腰のくびれにでかけつのエロボディーとは相反してえげつないことをこの子はやっちゃってくれてる。
「お前、村を襲ったんだってな」
「だってぇ、そうすればあんたが駆けつけるでしょ?大丈夫!人は殺してないよ。その代わり田畑はめちゃくちゃにして食べるものに困らせてあげたけど。」
  そんなことをされてはいずれ死人が出るのに……
「本当人間って弱っちい生き物よね。こんなのにご先祖様がやられちゃったなんて信じられない。」
「あまり人間なめんなよ」
  怒りのあまり挨拶代わりの真空波を剣から放つ。があっけなく彼女の風の魔法で掻き消される。
「だめよだめ!あたしたちが得意とする風の魔法で勝とうなんて考えは持っちゃだめよ。お馬鹿さん」
  ふと、気になったことをハーピィにぶつける。
「なぁ、そう言えば気になったんだがなぜお前らはそれほどの力を持ち、世界を制圧しようとするのに人には手をかけないんだ?」
  多少の傷害を加えられたにしても殺すまでとはいかなかった。まぁ、こちらも一緒なのだが。
「ふーん、知らないんだぁ。でも、それって今知ること?」
  ハーピィが腕と一体になってる羽を大きく広げ、空を舞う。しかしながら低空飛行。戦闘態勢に入るらしい。
「もしあたしに勝てたら教えてあげるよ。でも、たぶん無理なんだよね。だってぇ、あなたが初めてで、唯一の死人になっちゃうからね!」
  相手の出方がわからないので、盾で身を守りつつ、ハーピィから距離を取る。青々とした草原。身を隠せるのはちょうど右から数十メートル離れた大岩くらいか。
「ここでは小細工は通用しないよ!サウザンドショット!」
  無数の羽が俺に襲いかかる。盾で防ぎきれない。そしたらこっちは!
「うおぉぉぉ!竜巻おこし!」
  ただの回転切りと思うなかれ、俺を中心に風が吹き、やがてそれは1つの竜巻 になる。ハーピィが放った羽の弾丸はすべて弾かれ、切られ、流され、俺に届くものはなかった。
  回転を止めると同時に竜巻も消える。視界に入ったのは攻撃を防がれ驚愕の顔をしたハーピィである。
「いったよな。人間は弱い生き物だって」
  挑発するように、かつ力強く勝ちの意思を伝えるように剣先をハーピィに向ける。
「俺はお前に勝ってやるよ。もちろんお前が得意とする風の魔法でな。」
「こしゃくな!だけど、今度はうまく行かないよ!」
  ハーピィ突然空に向かって急上昇。自分の身長の十倍くらいの高さまでいくと、翼を大きく広げる。
「喰らえ、天雷ショット!」
  すると彼女の両翼から光の球体が表れる。が、それはシャボン玉のようにゆらゆらと落ちてくるだけだった。
  それが油断を誘った。光の球体は急に弾け光の矢の雨が稲妻の如く襲いかかる。なす術がない。なるべく致命傷を受けないように、直撃を避けるようにするしかなかった。
「へぇ、あの攻撃で生きていられるなんてさすが勇者様ね」
  いつの間にか近くまで降りてきているハーピィ。羽休めなのだろうか。一方俺は確かに切り傷が染みるし、鈍痛で体が言うことを聞かない。それでも生きている。ある程度魔法で攻撃を防いだが、なぜ死ななかったのか自分でも不思議だった。しかしながら安心している暇はない、敵は目の前にいる。気合いだけで体に言うことを聞かせ、俺はまだやれると虚勢を張る。
「まだ戦うの?無理無理あんたはあたしに勝てないの!だってぇ、また空に飛んでいっちゃえば……」
「なら飛べなくしてしまえばいいさ」
  方法はいくらでもある。しかしハーピィはそんなことはできないと言わんばかりに余裕と嘲笑の表情を浮かべている。
  その余裕が命取りだ。この距離だったら捉えられる。俺の手のひらから飛び出す白の球体。それが彼女の足元に落ちた瞬間、特大の竜巻が彼女を襲う。しかしいつの間にか再び急上昇。彼女は嘲るように叫ぶ 。
「あはは!上昇気流をありがとう、おバカさん。おかげで楽できそうよ」
  言ってろばか野郎。あと少しでお前の驚く顔が見れるぜ。 
15, 14

  

  空中にいたハーピィの体中が凍りつく。これは比喩的な表現ではない。本当にそうなったのだ。彼女の真下にあった竜巻から突如吹雪が発生しそれが彼女を襲った。いや、発生させたと言うべきか。風と氷の合体魔法「ブリザード」を直撃で受けたものが凍りつかなかった試しがない。それほど強力な魔法を彼女は受けたのだ。飛行能力を失い落下する氷像。このまま地に落ちれば砕け散る。これで終わりだ。そのはずだった。
「フレイム」
  自分でもなぜそうしたかわからない。気づいたら彼女のまとっていた氷を溶かし落下してきた彼女をキャッチ。なぜかお姫様だっこで抱き抱えていた。
「え?……あっ!ちょっと、何やってんのよ」
  いや、なにやってんのと言われましても。ってうわわ!突如ハーピィは暴れだす。
「放せ放せ放せぇ!」
「わかったから暴れないでくれ」
  あわててハーピィを下ろす。さっと俺から離れ、睨み付けるハーピィはなぜか頬が赤い。え?なにこの雰囲気、気まずいんですけど。
「く、屈辱!あんたなんかこうしてやる」
  そのまま体当たりを食らったかと思ったら体がフワッと浮き、地面がどんどん遠くなる。つ、連れ去られた。
「さて。ここから落としたらどうなるんでしょうね?」
  いや、バラバラに砕け散ります。やめてください。
 
  俺は考えた。ここで最終奥義を使っていいのか?もしかしたらここで天命を終えるかもしれない。だが、高度はどんどん高くなり、打つ手がなくなってしまう。それならば……
「背に腹は変えられないな。マッパ」
  そう唱えると、自分の体に風が集まり、そして……
「きゃ。きゃあああ!なにしてんのよ」
  下半身を覆っていたものは布切れとなって落下していく。そして鞘は抜かれた。いきり立つのは俺のグングニル。
「なにって浄化の準備だよ」
  振り落とされまいとがっちりハーピィをつかむ。ここからが正念場だ!
「ちょっと!変態!なにやってんのよ」
「失礼な、これは由緒正しい魔の力を浄化する方法で……」
「そんなの初めて聞いたわよ!」
  そりゃそうだ。俺が適当に考えたからな。にしても彼女、本気でいやがってる。それを証拠に俺を振り落とそうとむちゃくちゃな飛行を繰り返している。さすがに腕2本ではいつか振り落とされてしまう。秘部にグングニルをあてがい即合体。ハーピィは「いやぁ」と悲鳴をあげて無理にでも俺を引き離そうとする。
  悲しいかな雄のさが。生命の危機を感じたときグングニルは中で更に大きくなり、自分の中の興奮もいつもの時よりも激しい。
「こんなときになに大きくしてんのよ変態!」
「すまんが動くぞ」
「いやぁ!やめてよ、離して!」
  相手に拒否権などない。激しく突く姿はキツツキの如く。ちらっと下を見る、落ちたら即死は間違いない。想像以上に腕がしんどいし体勢に無理があるしハーピィは暴れるしで体力的にかなり辛い。しかしここで終わらせなければという使命感がグングニルを強力化させる。
「やばい、出そう」
「え?やめて、  お願い!あたし怖いよ!」
「大丈夫だ!受け止めてくれ!」
  来客を知らせるように快楽の捌け口を激しくノックする。待ちきれないお客さんが扉付近に押し寄せ、そして……
「俺のすべてをうけとってくれぇ!うわあああああ!」
「いやぁぁぁぁぁぁ!」
  一気に押し込む聖なるもの。我先にと中に入り込み、彼女のなかを征服する。入りきらなかったものは外に溢れだす。光に反射してキラキラと輝くものは遥か下界におちていく。それを端から見た人々は何事だろうと思うだろう。子種が地に落ち、実りをつけたとき、それが伝説の始まり……
†ザーメン†

「やだぁ、もう無理ぃ……」
「だが、これでお前も浄化……」
「されるわけないでしょ!」
…………なん……だと…………?
  そんな馬鹿な。今までよりも多くだした筈だぞ。なるほど、彼女の闇は相当深いらしい。これは本腰をいれなければならない。いまだに繋がったままの俺とハーピィ。俺はハーピィの尻に腕を持っていき、上下に揺らす。
「や、やめて!変になっちゃう!」
  ぐじゅぐじゅいやらしい音をたてる。愛液がグングニルにまとわりつき、太股から爪先に流れ落ち、地に落ちていく。ポツリ、ポツリと落ちていく粒。なにかを知らせるそれに反応して、動きを激しくする。
「やめてぇ……おかしくなるぅ……ひあ、ああ、ぁぁぁぉぁ……」
  彼女の絶頂と共にグングニルも力を解放し、すべてを注ぎ込む。
 
ーーー遥か昔、少年達は1つの伝説を教えてもらう。雨は神の小便であると。神の小便は野を耕し、我らの暮らしを豊かなものにするとーーー
  あながち間違いではない。ただそれが神と天使の秘め事であっただけ……

  快楽のあまり天にも昇る気持ちになると言う表現がある。しかし今俺たちはまさに天にいる。無重力での絶頂は苦しみを耐え、肉体の限界に挑んだ俺たちへの最高のご褒美だった。そしてその喜びは雨となり、地に落ちた俺の子種に、人々へと注がれ、新たな伝説を生むだろう。
†ザーメン†
「あぁ、もうだめ……」
  ハーピィの羽の動きが弱まり、そして止まる。命の危機にある状況での絶頂は張り詰めた緊張感という命綱を絶ちきってしまったのだ。ハーピィを抱いたまま空から地面へ急落下する俺達。どうにかしないと助からない。頼みのハーピィは気絶している。絶望的だった。
 
  俺だけだったらなんとか助かる。こいつを見捨てれば……
  だが、そんなことはできなかった。理由はわからなかった。ただ、俺の中でそれはいけない、2人で助からなければという使命感のようなものが湧いていた。
  迫る地上。この距離だったらなんとかなるかもしれない。
「出でよ、竜巻!」
  先程の光の玉を地面に向けて放ち、竜巻を起こさせる。上昇気流が俺たちの落下を弱めてくれる。だがこのままではいけない。中心部に入った瞬間、今まで味方になっていた風が一気に俺たちに襲いかかり切り裂かれることになる。それまでに竜巻が消えるか他の方法を見つけなくては。
 
  落下していくほど風が強くなる。駄目だ、このままでは俺らはミンチになってしまう。なにか、なにか方法はないのか。くそ!俺にも羽があれば、と諦め半分、やけくそ半分になっていた。
  ……奇跡というのは起きるらしい。いつの間にか俺は空を飛んでいた。ハーピィが目を覚ましたのかと思ったが違うらしい。いまだにハーピィは気絶しており、羽は動いていない。ならなぜ俺は空を飛んでいるのか?その時、背中に今まで感じたことのない違和感を覚える。
  背中に何か生えている?
  形容しがたい感覚。ただ、それのおかげで俺は空を飛んでいる。着地をするために、ゆっくり。ゆっくりと地面に降りる。その瞬間。背中の違和感が消えた。あれは一体なんだったのだろうか?
17, 16

  

「う、うーん」
「お!気がついたか」
  気絶しているハーピィを介抱していたら半日が経っていた。半日も介抱してやったというのにいきなり俺の腹に蹴りを入れ、俺を突き飛ばす。何てやつだ、まだ浄化が足りないらしい。
「離れろ!この変態!ズボンを穿け!」
「いや、でも俺がお前の命を救ったようなものだぞ。なのにキックはないだろ。キックは……」
「失ったものが大きいのよ!なんであたしが人間なんかに……」
  今にも泣き出しそうなハーピィ。なぜか興奮をそそる。誤解を与えるようだが、ただいま俺の下半身はしっかりとズボンという布で覆われている。どこから失敬してきたかは秘密だ。
「ねえ、なんであんたはあたしなんかの命を助けたの?そのまま捨てちゃってもよかったじゃない」
「いや、なんでだろうな」
  言われてみればそうだ。そもそもこの世界を救うというのはいいのだが、悪さをする魔物がいれば問答無用で叩き切るか、消してしまえばいい話である。なのにわざわざなんでセッ……失礼、浄化を行わなければならないのだろうか。
「やっぱり、あんたの先代の仕業なのかもね」
「先代って前回世界を救ったという勇者さまってやつか?」
  コクりとうなずくハーピィ。
「たぶんあんたがあたしたちを殺せないのはあたしたちと同じで、ある契約を結ばれてるからなのかも」
  契約?そんなもの覚えてないぞ。
  心のなかを読まれたのか、ハーピィは深く深呼吸をして、俺を見つめる。
「いいわ、約束だし話してあげる。あたしたちのご先祖さまと先代の勇者が交わした契約というものをね」
  あぁ、そういえばそうだったな。すっかり忘れてた。と心の中で呟く。
18

ノンストップ奴 先生に励ましのお便りを送ろう!!

〒みんなの感想を読む

<< 前 次 >>

トップに戻る