四月十三日更新ニノべ感想
四月十三日のニノべ更新・二作品
ようやく春らしくなって参りました、鹽竈です。
コメントもいよいよ500を突破。ここまで来ると怖いを通り越して唖然呆然の領域です。500記念にゲームブック作成?全然知らないんで誰かイロハを一から教えてくださいな!
第十四回目となります今回の更新作品はこちらー。
・『Winds~風の旅人~』
・『倉持蜜葉に告いでおく』
うん引くほど少ない!これすぐ終わるやつぅ。
まぁ、前もこんなパターンありましたよね。というわけで今回もかつて完結した作品とか面白かった作品とかを募集・読了していきたいなと思ったりします。前はレイプだのチンコだのといった作品を読むことになったので、今回もそれ関連で一つ感想を書こうかなとか考えております。ドラゴンのやつ。
ただ、先にここで言っておきたいのですが…今回の感想はたぶん…ちょっと…長引くんじゃないかなぁと。
例によって仕事がヤバめでして。おそらく十六連勤…下手すると二十四連勤…かな…。もしかしたら読めてもパソコンで感想を書ける時間があるかどうかって感じかもです。自作品なら最悪スマホでも出来るんですけども。
という具合なので、事前に少し遅れることになるかもしれないということに関してここに記しておきます。ごめんなさいなるべく急ぎますので!!
よし早速やるか!
「Winds~風の旅人~」 作者:ゆめみがち
【作品内容】
最近は初めての方の作品をよく見ますね!というわけで初見の方でございます。
内容はファンタジー、王道派RPGみたいな世界観。名の知れた旅人が主人公でモンスターと戦いながら世界を旅する物語、になるのかな?
まだ内容があんまり無いのでなんとも言えませんな!ってこれも最近よく言ってる気がする!
【人物】
最初に人物紹介の項目があって、そこには既に四人もの紹介が書き込まれていました。この面子が物語のパーティーかレギュラーメンバーとかになるのでしょうか。
ただ、紹介に出ている四人の内、今現在で登場しているのが主人公であるミキスしかいないというのが…なんというか。
人物紹介というのは、通常は本編で登場してから追記して加えていくものなのではないかな…と思いました。いきなり名前や特徴だけ出されてもわかりませんし、下手をすると今後の展開を読めてしまいかねません。『あ、コイツ人物紹介に出てた名前だから今は敵だけど最終的に味方になるんだなー』という具合に。
物語の展開を読めてしまうと、面白味に欠けてしまうんじゃないでしょうか。最初は敵でも、紆余曲折の末に仲間入りするとか、そういう見せ場が無くなってしまうのでは…?
あとは外見描写を端折っているせいで、それこそ人物紹介で明記してある部分しか読者側には伝わりません。ミキスがどういう恰好の旅人なのか、というのがわかりませんでした。キャラクターを覚えるには内面はもとより外見の描写も大事だと思います!
【文章】
一人称視点でミキスの見聞きしたことや考えたことが文章になっているのですが、やや説明口調過ぎるかな、というのがありました。
襲って来たモンスターの正体、旅人という存在の立ち位置、向かう街の規模。どれもこれもファンタジー世界の内情を知る上ではとても大事な情報なのですが、それを逐一主人公が丁寧に地の文で説明してから展開が進んでいくので、少しテンポ的な意味でもズレていくなぁと感じました。
全部を主人公に任せなくとも、展開が進める中で街の人間にしれっと言わせるとか、それとなく流れの中で説明を織り交ぜつつ会話を進行させるとか、色々方法はあると思うので、試し試しやってみると良いかもしれませぬ。
【ざっくり感想】
設定とか世界観自体は普通に好きです。今更こんなこと言う必要ありませんけど鹽竈厨二病こじらせててこういう系がとても大好物なので!
だから続きは楽しみにしていますが、もっと読者に読ませやすくしたり分かり易くした方がいいと思う部分は多いかなーというのが正直な感想のところです。
効果音とかもわざわざカッコに入れなくともいいような気がしますが、それは作者さんのこだわりとか作風とかの問題だと思うのであまり深くは書かない方がいい……と思ったから書きません。鹽竈もしょっちゅう効果音書きますけど未だ正解が見つかりません。どうすりゃいいんだろアレ。
ここ最近はこのタイトルも上の方でよく見るので、今後もその調子で更新していってくださると嬉しいです。
「倉持蜜葉に告いでおく」 作者:宮城毒素
【作品内容】
ひっさしぶりにお見掛けしました毒素先生!色々あったようですが、ひとまず無事に帰還されたことに喜びを感じております。
そして新作。これはあれか?いつもの病みっ子シリーズか?また病み病みデレデレした女の子が出るのか?期待大である。
【人物】
主人公である七原克也という人間がいかな人物かというのが現段階でいまいち掴めない。いや大方は分かります。一人の女の子に振り向いてもらう為に色々頑張ったら、いつの間にか彼女以外にちやほやされていたリア充だということ。
でも、親友の自殺を止められる位置にいて、それでも止めることをしなかったというのはどういった事情からか。何か深い理由でもありそうですね。…闇の深い理由だったら嫌だなぁ。
自殺騒ぎから、今までの充実した日々が一転してクラスの除け者にされる克也。で、そんな事態になってようやく振り向いてくれるようになってくれた彼女、倉持蜜葉。クラスという一つの集団の空気?を嫌悪する彼女にとっては弾かれ者になった今の克也にこそ興味が湧いたというところでしょうか。相変わらず女の子が歪んでるぅ。
そして、人気者だった克也の威光に縋るべく擦り寄ろうとしていた椎葉里緒は、クラスというコミュニティから排除されたあとになっても克也を好きだという。でも見返りを求めてもいる。俗物的でありながら一番人間らしい素直な少女に思えました歪んでるけど!(ただし甘噛みは歓迎する)
そんな中、克也の好きな女の子である蜜葉はどういった思惑で克也に近付いているのか。単に螺旋から外れた彼が気に入ったのか、他に何かあるのか。謎はまだまだ多い。
【文章】
充電期間を終えて、また一段と文章能力が向上しているように感じました。例えも比喩も表現も、あまり他で見ない独特さがあって面白いです。
この方の感想ももう結構やってきているので、この辺りはもう書くだけ野暮という感じまでありますかね。
ただそうですね、毒素先生の書かれるお話の特徴的な部分として、冒頭部分の突拍子の無さがよくよく目立つようにも思えます。これに関しては最終盤で回収されることもあるし、何かと伏線になっていたりするので良いとも悪いとも言い切れるものではないです。
なんだかんだでこの雰囲気や醸し出される空気が特徴的でもある毒素先生の作風はこれで人気を得ていますし、自分もこれに純粋な楽しみを見出している次第でありますからして、結果的にはなんの問題もないことなんですよね!元々が鹽竈の戯れ言感想の一つですし!
【ざっくり感想】
ジャンルはなんだ、ラブコメか!?ミステリーか!?
でも話のメイン的には克也の本質が大きく関わっていそうだし、結局親友が自殺した原因とかもまだよくわかっていないしでまだ明かされるべきは多く残っています。あと克也は蜜葉と里緒のどっちを取るのか?鹽竈は里緒ちゃんですかね!
螺旋から外れる者の行く末はいかなるものやら。今後の展開次第では鹽竈の精神が魔女化寸前のソウルジェムみたいに真っ黒になる可能性も大。それはそうと猛烈にTKG食べたくなって来たんですけどどうしてくれるんです?
「るろうにチンチン」 作者:kumakatu3
【作品内容】
リクエスト小説の一つにございます。これをコメントでリクエストしてくださった流浪人口調の彼奴は絶対に許しません(憤怒)。
タイトルからお察しの通り、かの名作漫画『るろうに剣心』の二次創作(?)となっておりますが、その内容は…まあこれもタイトルからお察しくださいませ…。
【ざっくり感想】
感想とは言っても、この作品短いもので全三話での構成となっております。一話一話もとても短いので数分あれば読み終えられますよ!気になった方もさくっと読めるので良ければ御覧になられると良いかもです!
登場人物が極限まで少ない上に女体化している敵キャラもいたりします。斎藤なんて人間すら辞めさせられてます、牙突(ピストン)。
短い文章ながらにツッコミ所は満載過ぎて何から手を付けたらいいのかすらわからないくらいです。
どういうわけかイラストまで手掛けておられて、これ文章書く時間よりイラスト仕上げる時間の方が長かったんじゃないかとすら思えます。ちなみに鹽竈なら頬に『あんな刺青』があったら一生湿布張り続けて隠します。何故彼は堂々としていられるのだろうか…。
あとがきにて今作を歴史のIFストーリーであると明言している点に関しても突っ込みません。ええ絶対に触れませんとも。だって絶対それを誘ってる一文でしたからね!
時折見かけることのある、新都社独特の雰囲気を持った作者…そう、たとえばイカれた兄妹の話を連載されているあの方にも似た空気を放っている気配を感じました。そもそもタイトルでチ○コだのペニ○だのとか出してる段階で普通にアウトですからね!それこそ新都社でこそ許されているようなものなのである意味では有効的にサイトを利用しているとも取れる…のかな?
るろうに剣心が好きな鹽竈としては、もっと薫殿とか師匠とか二重の極みの不良とか出して欲しかったですが……それはそれでまたカオスさに拍車が掛かる展開になるのが容易に知れたことなのでやっぱり出なくて良かったです!
ちなみにこの作者様、今でも精力的に活動なされておりますので気になった方々はそちらにも目を通されると、この人がどういう作風を好むのかがさらによくわかりますよー。オフレポとかゴジラのパロ作品とか、色々描かれておりますので!
「あの世横丁ぎゃんぶる稀譚」 作者:顎男
【作品内容】
まず初めに謝辞を。
怒濤の激務によって忙殺封殺された影響により大幅に更新が遅れました。さらに仕事の勢いは留まることを知らず、まだしばらく忙しくなりそうなのです。
その上でこのリクエスト作品の文量は中々なキツさ。…うん、完全な言い訳ですな…。本当にすみません。
というわけで今回、この作品におかれましては感想を二部構成という形で載せることをお許し頂きたいのです。これを前半とし、後半を次の感想回で更新する感じです。
さて作品の内容、タイトル通りあの世でギャンブル三昧する博打狂いの学生のお話でございます。読めばわかりますけどひっどいこの男。
前半ということで、ここでは第十五話までの内容を書きます。
【人物】
ちょっと普通とは呼び難い思考と境遇と観念を持っている高校生門倉いづるは、ある桜舞い散る日のこと、トラックに撥ねられて無残な死を遂げる。
人は死後に魂となり、それはあの世へ連れられ七日間の猶予を与えられる。その間に魂を洗いあの世のお金となって本当の死を迎えるようです。
その死人の小銭目当てで現れた妖怪の少女、飛縁魔。この子も中々の博打好き。というかあの世に住む妖怪は娯楽としてギャンブルを好んでいる者が多く、飛縁魔もその例に漏れなかったようです。
次第にあの世の賭け事にも興味を寄せて行くいづるですが、コイツがまたあくどい。バレなきゃイカサマじゃないとはよく聞く話ですが、卑怯汚いは敗者の戯れ言とばかりに使える手は使っていくのはいっそ清々しさすら感じます。だからそれはいい。
一番の問題はその精神性。ひねくれ過ぎています。これも過去の出来事から来ているものなのですが、それにしてもコイツ絶対友達出来ないだろうし友達になりたくもないというような感情を抱かせる男です。個人的にはあんまり好きじゃない…かなぁ。
でも飛縁魔とはそこそこ仲良くやってる様子で、こっちもこっちで喧嘩っ早いし女の子なのに乱暴な口調ですが、普通に妖怪の方が人間味を感じてしまうレベルです。普通に可愛い。
あの世には様々な外見の妖怪や死人がいますが、まぁ博打好きにロクなのはいないですね。類が友を読んでいるのか、赤ブレザー野郎なんてその筆頭。火澄ちゃんに近寄るな。
妖怪ではどくろ亭のマスターやアリス、人間では光明や業斗、蟻塚辺りが好感あります。特にみっちゃんなんて競神の辺りで輝きましたね。最初は犬猿だったのに決闘のあとから普通に仲良くしてる蟻塚も面白い。
やっぱり、わりとまともな思考してる人の方が親近感湧くのか好きになります。ギャンブル狂いはもう、よくわかりません。常人には理解し難い思考のせいか、理解できないものには共感できないし好感も持てない。どころか恐怖すら抱きかねませんね。ヤツら破滅を自ら招くスタイルだし。
地下闘技場で明らかに不利であるいづるが、強敵業斗とどう相対するのか。このあとの展開がそこそこ気になりますがまだ読めてません(血涙)。
【文章】
顎男先生はわりと古参の方のようで、これの他にもいくつかの作品を投稿・完結させています。ってか本当に多い。どれだけ頑張っておられるのかこの人。
流石に長年書き続けて来た実力の表れか、文章はこれまでの感想作品の中でもやはりトップクラスのもの。
それぞれ作者ごとにわかりやすい特徴や書き方がありますが、この方もそんな感じでした。なんとなく、次に作者名を見ずに作品を読むことがあっても顎男先生だとわかるような気がします。
賭け事の勝負にも事前にルールやポイントなどを細かく説明してくれるのもありがたい。ありがたいのですが、…正直読んでもルールわかりません!花札くらいならわかるんですけど、麻雀とか競馬とかはマジで難しい!手本引きとか全然わかりませんでした…。これ鹽竈の理解力不足のせいかもしれませんけど。
でもわからなくてもわからないなりに、読み手に緊張感と圧迫を与えて来る文章が刺さって来ます。賭けてる者同士の思考の読み合い、次の手の考え、相手の読みを超えどう動くか。そういったものが如実に描かれていました。思わず読んでるだけなのに手に汗握るような空気を味わえるのはとても奥深いと感じましたねー。
【ざっくり感想】
いづるが事あるごとに拠点を変えて点々としているおかげで、ステージも毎回変わりキャラも移り変わる。そのたびにノリとテンポが変化していくのも見ていて面白いのですが、こうなるとキャラクターへの思い入れがしづらいかなと思う部分も多少なりあります。でもまだまだ出番ありそうなキャラばかりだし、残りは後半でかな?
とりあえず一話ごとの詰め込みっぷりがヤバくて、初見さんにはちょっち厳しいものも無きにしもあらず。
一話辺りの文量を小分けにして区切るだけでもいくらか読み易さは変わって来ると思いますけどここらは作者さんごとにまたこだわりとか色々あったりしそうなので強くは言えないですね。でも鹽竈的には引け腰になっちゃいました。
続きは後半、というか全部読了し終えてから残り書こうと思います。本当なら最初っからそうしたかったんですけど…いやはや申し訳ないです。
あー、これはやっちまいましたね。
こんなに長引いちゃったのは初めてです。先月の十四日の更新作品の感想ですよ?一ヵ月以上掛かってしまっている……。土下座ものだコレ…。
本当、本当すみませんでした。パソコンいじれなかったりそもそも帰れなかったりするのが多くって、GW終わってからが特に鬼のような仕事量でした。ああいやもう言い訳はよそう。
ギャンブルと、あと残りのリクエスト『黄金の黒』は必ず読んで感想書くので、ひとまず今回はこれで終了ということでどうかひとつ!
次は五月二十三日、火曜日でお願いします!くっそこのままで終わってたまるか次こそもっと頑張るんだやれるんだ行ける鹽竈もっと行けるもっとだもっと輝けぇぇえええええ!!!