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三月二十二日更新ニノべ感想

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 三月二十二日のニノべ更新・五作品(?)

 やっちまった……何してんだ鹽竈は。
 馬鹿やってしまいテンション激落ち君な鹽竈ですこんにちは。今回もやっていきますよー…。
 第十三回目の感想となります。以下更新作品。

 ・『魔法少女マリア The pleasure』
 ・『私と僕のバトル・ロワイアル』
 ・『退魔を担う彼の場合は』
 ・『ミシュガルドを救う22の方法』
 ・『世界銃』

 違う。いや違うんです誤解です違うんです話を聞いてください。
 「そういえば今日って感想の日じゃん」、とどこか他人事のように思い出した鹽竈は更新作品を見てみようとニノべのページを開いたのです。そして更新作品達を見ながら自作品の編集ページも開いたのです。
 そして「お、今回は少な目だなぁ…」と心中で呟きながら自作品の最新話を更新したのです。
 自分で言ってて意味がわかりません。誤解なんですけど、流れるように更新しちゃったんですけど、別に他意は無かったんです。ただ何故か、特に何も考えることなく、普通にいつも通りに更新しちゃっただけなんです。某としたことが、なんでこんなうっかりミスを…!
 どうしたものでしょうか。コメントを見る限りでは一応感想やるだけやった方がいいみたいなんですけど…これただの宣伝になりますよね。ステルス全然してないダイレクトなマーケティングになっちゃう。
 もし何か、この機会にこの作品に関し質問や疑問をぶつけてみよう!って方がいたら是非ともコメントしてやってください、それで行数稼ぐので……何も無かったらもう開き直って全開で宣伝しに行きますごめんなさい!
 というわけで!実質四つなのでゆったりまったり進めていきます!今回もどうぞよろしくお願いします!!!(ヤケクソ)

   「魔法少女マリア The pleasure」   作者:どんべえは関西派

   【作品内容】
 ついに堂々の三作目完結!!というわけで、長らく続いてきた魔法少女シリーズ、そして感想と共に追い掛けて来たこれも三つ目が終わりました。更新速度のおかげか、あっという間な気がしてなりませんね。


   【人物】
 死ぬ。皆死ぬ。
 まぁわかっていたことではあるんですよね。このシリーズ、生き残ってる人間の方が珍しいくらいの生存率の低さですから…。
 大体のキャラにはそれなりの見せ場があってから死んでいきますが、個人的には達也と朱鷺の死に際が印象に強いでしょうか。達也は初期からいたキャラクターだし、冷徹な人間になってしまいましたが、やはり死んでしまうとやるせないものです。本人としては満足のいった大往生だったっぽいですけど。
 朱鷺は普通に良い死に様でしたね。最後まで武人らしく死んでいったし、こちらもほぼ満ち足りた最期で終われたようで。
 ただ、やはり登場キャラが多い割に大半が死んでしまいますので、都合上ぽっくりあっさり死ぬキャラもそこそこ多く、感情移入出来ないままに退場する者も少なくありませんでした。これは、うーん、どうしようもないのかな?


   【文章】
 最早言うまでもなく、そう誤字脱字。とても誉められたことでは決してないはずの特徴なのに、もうこれが無いと魔法少女シリーズですら無いと言えそうなまでに目に馴染んでしまいました。
 でも普通に欠点だと思いますので出来れば直した方がいいですね!最初期に比べればかなり減ったので、あと少しなんじゃないかなと思います!更新前に一度見直しましょう!
 基本はマリアの精神が徐々に摩耗して擦り減っていくのを目の当たりにしながら物語を見て行かなければならないという、こちらの精神も弱りそうないつもの展開でした。本当にロクな目に遭わないな主人公達は。
 最終的にまさかの○ープ物に落ち着くという驚愕のラスト。ここネタバレになるんで伏せておきますネー(今更)。


   【ざっくり感想】
 ひとまず、魔法少女シリーズという一連の物語は、円環の導きによって永遠の繰り返しに。トゥルーエンドとしてはこれで完結という形でも成立する感じになりました。
 が、しかし。このお話には続きがあるとのこと。これでラストか次回作!?今までとは違い明るい話になるということですがまったく信用できません!どうせ誰か死ぬ!
 …とはいえ、これでは確かに不完全燃焼なんだろそうなんだろという具合にモヤッとした後味の悪さも残る終わり方ですし、次のシリーズラストでスカッとした最後を書き切ってくだされば幸いであると鹽竈も願っております。マリア完結おめでとうございます!!
100, 99

  


   「私と僕のバトル・ロワイアル」   作者:折羽

   【作品内容】
 二度目となりますバトロワ物小説の感想!物語は中盤戦へと移り、さらなる波乱が巻き起こされるような起きないような?
 更新分の感想となりますが、例によって内容の進展が前回からあまり進んでいないので、書ける内容も少な目になりますがご了承くださいまし。


   【人物】
 はい新島絢子頭おかしいー。前回も書きましたがこの女が一番イカれてます。早く止めないとどんどん犠牲者増えますねこれ。
 中盤戦に入った、というわりにはまだ五人しか死亡者がいないので、ここから怒濤の勢いで死んでいくのか、それともプログラムに対して何らかのレジスタンス的な組織でも築くのか。
 主人公よりも未来の方が主人公してきた感あります。逆に希はあまり出番らしき出番があまり無いのが残念。やっぱり一番活躍(?)してるのもサイコパス絢子だという事実。この辺りで希にも何らかの出番をあげないとますます影が薄くなりそうです。


   【文章】
 以前と同じく非常に良いかと思われます。
 でもそうですね、特に感じたことを挙げるなら…主要な人物のスポットがあまり当たっていないかなぁとは思いました。
 希はもちろんのこと、現状を打開できる可能性を持ったくるみ。希の友人もまだゲーム開始から出てきていないし、全体的にメイン勢の動きが読者側にはわかっておりません。
 当然、まだ始まったばかりなのとゲーム参加者が一クラス単位というのもあって中々その辺りは難しいところなのだろうなというのもありますが。
 そういった頷ける理由もありますけれども、そのわりに絢子の異常性ばかり事細かに描写されてきているので、順序的にはどうなんだろうな?とは少し感じました。もう絢子の印象ばかり強すぎて希ほとんど頭に残ってません。よくいる系統の主人公だから印象に残りづらいのもあるかもです。
 恋仲関係も希とくるみじゃなくて未来と星川が担当しちゃってるし。


   【ざっくり感想】
 着々と死んできてます、これぞバトロワ。
 もうしばらくはさほど重要でもないポジションのクラスメイトが何人か殺されて行く展開になるのでしょうかね?鹽竈的にはそろそろメインキャラ同士の邂逅なり戦闘なりが欲しいとこです。
 あと初めに出て来る名簿番号は必要なのでしょうか…?毎回律儀に表記してくださっていますが、鹽竈は特段名簿に気を配って見ていたりはしないので、名簿が何番でも別にふーんとかへーっという感じになってしまいます。他の方は結構重要視してたりするのかな…。


 どうも皆様おはこんばんちわ又は初めまして。

 この度、とつぜん鹽竈先生よりゴリ押しゲスト依頼をいただきまして、3月22日更新分・ソルト先生の「退魔を担う彼の場合は」の感想をやらせて頂くことになったタダスと申します。
 ・・・なんですが、「誰やねんコイツ」と思われた方も多いでしょうから、先に少々自己紹介させていただきます。
 自分は新都社で、主にコミックニートにて約5年前から漫画を何個か投稿している者で、現在は「やさぐれ窃盗団 香炉」という作品を連載しております。
 文芸・ニノべでは、漫画とは違って自身の想像力を豊かに鍛えさせてくれたり、文章でしか読めない絶妙な雰囲気の表現といった、大変魅力的なステキ作品に出会えることに気付き、数年前からいくつか読ませていただいております。何回かファンアートやファンコミックを贈ったり、コミカライズも描かせて貰っています。ファンアートはこれからも時々描いていきたいなぁと考えております。
 ソルト先生からは、「場合シリーズ」を連載当初から読んでいる者の一人として、感想人リクエストいただきました。ちなみに最初の作品「力を持ってる彼の場合は」のトップ絵と、各作品のサムネイルはタダスが作りました。贈ったら片っ端から使って頂いていて、描いた身にとっては感無量でございます。

 新都社民の中では文章の作品を「そこそこ沢山読んでいるほう」と言われているタダスですが、小説などといった作品を自分で書く事がほぼ無いので、文章にチラホラおかしな所が出てくるかもしれませんが、そこはご愛嬌、ということでドウカ何卒、なにとぞ温かい目で見てやって頂ければ幸いです。


 さて、自分のことは程々に、せっかく感想をやらせてもらえるのだから、早速いってみましょう!






ソルト先生・著「退魔を担う彼の場合は」


 絶賛大連載中「力を持ってる彼の場合は」の主人公、神門 守羽(ミカド シュウ)のお父さんである陽向 旭(ヒナタ アキラ)が主人公の物語。「力を持ってる~」が本編だとしたら、これは番外編とでも言う位置づけでしょうか。彼の青年時代が舞台になっています。
 ・・・まず息子と苗字ちゃうがな。と気づきますが、これは本編の方では既に旭も神門姓を名乗っているので、これから分かっていく部分だと思います。
 「なんやかんやあって、苗字変わりました!」っていう流れがこの作品の本髄・・・?のような想像をタダスはしておりますが、作者のみぞ知るということで、ソコはお楽しみですねw

 さて、最新話までに現在進んでいる話は、旭が将来のお嫁さんになる「妖精のお姫様」と運命的な出会いをしてから四年後。
 新たな任務の為、同族である晶納(ショウナ)と僅か10歳の天才・日和(ヒヨリ)と共に、どんなことにも効く万能薬「仙薬」について調べ動いていた矢先に、早速バトル勃発から始まります。
 さぁ、 来  ま し た バ ト ル ッ !

 この場合シリーズは、バトルが無いと話が進まない!というくらいにバトルがしょっちゅう起こります。目的あってのバトル、勘違いから始まるバトル、自ら飛び込み参加のバトルetc…と、各話ごと、更新ごとに激しいバトルが繰り広げられていますね。
 しかも呪術的な言葉を唱えて攻撃したり、本当の名前を解放して真の力を出したり、武具も立派な由緒ある名前がつけられていたりと、中二精神をくすぐるアイテムがいっぱい出てくるのです。
 場面の動きも展開も早くて、読者を退屈させません。
 主人公が激闘で勝つ前には、ほとんど毎回ですが何度もなんども死にかけます。何度でも。もぅ「吐血」なんて当たり前の領域ですw
 でも読者はニコニコワクワクしながら読めます。
 初見した時の第一感想は「何これアツい楽しい・・・!」でしたよ。とにかくアツい!天下一武道会を更新毎に見ている気分です。文章だから、グロい画面のはずのシーンも頭の中で、自分の感性に合った想像ができるから「オエエ」とならないで済むしで、最高ですよ。いいぞもっとやれ(=主人公もっと死にかけておk)となります。

 すこし脱線しますが、ここが小説作品の特権部分でもあると思いますね…「自分の感性に合った想像が出来る」というのは。例えば、本編と、主人公として書かれた「力に憑かれた彼の場合は」に登場する守羽の親友の由音(ユイン)は、俗にいう「不死身体質」だから、腕ぶっち切れても目ん玉はずれても直ぐに回復するんですよ。しかもその体質駆使して戦うもんだから、傷の負い方も半端ない。その回復の過程は、おそらく絵で表現するとかなりグロいと思うんですよね。絵とか映像にすると、きっと画面が血で赤一色になるんじゃないかな?
 でも文章だから、そういうのを「視覚」で受けずに読んでいられる。そういう感じです。うまく伝わったかな?

 さて話は戻り、旭と日和たちが薬に深く関わっているであろう人外と闘っている最中、別の場所でもまた別のバトルが繰り広げられていました!そこでは、あの、闘い大好き元妖精のアルムエルドが幼女を守り劣勢に立たされながらも何とか対抗している!相手はやはり薬関係者と思しき人外。 
 同盟の中で誰が最初に出てくるのかな?と思っていたら、初っぱなタダスのお気に入りキャラ№2のアル登場ですよ(1は由音)!!テンション上がりました。アルはこの時は「反転」での悪魔堕ちは未だしていなくて、妖精の立場として動いています。そして次に音々が登場してきて、なにやら話はややこしい感じに・・・?と、いうことは、アルが守ろうとしていたあの子というのは・・・??(ザワザワ…)
 最新話で正体は判明しましたが、果たして、うにおんはタダス他読者の想像している「あの子」なのか・・・?!(ワクワク)

 十四話以降から、次々と旭の「突貫同盟」のメンバーが登場してきています。今はまだ面識なかったり敵同士だったりしていますが、ここからどうやって旭筆頭に同盟が組まれていくのか、目が離せない展開まで進んできていますね。
 アルは一度負けて幼女は連れ去られる羽目に。その後旭達と会って、目的が少し近いという事で手を組むことで話がまとまります。
 雇われたらしい一般人間の敵の手下共からの、雨の様に注がれる大量の銃撃とミサイル攻撃(マジか…)を軽々と迎撃し、敵陣へと突き進んでいく旭達。
 ・・・ハラハラがとまらーん!


 という事で、この物語は多分未だ始まったばかり!の様ですね。
 この一連の騒ぎが一段落ついたら、次は妖精界編にいくのでしょうか?はたまた次なるバトル(突貫同盟メンバーとの出会い?)があるのでしょうか??

  次の展開を知っているのは、ソルト先生ただ一人だ・・・・!!!

 それにしてもソルト先生の創作の勢いは凄いです。2年程前に連載を始めてから今までに、何個もこのシリーズを書き上げていっているんですよ。しかも、過酷な労働環境とお伺いしているのに更新テンポが速いはやい!その上で誤字・脱字がほぼ皆無という、先生の完璧主義な性格を思わせる「隙の無さ」は、同じく作品を更新している身としては、関心を通り越してポカンとなって「ふぉぉ、すっげぇぇ…」という反応をしてしまいます。


  そういう訳で、まだまだ続きそうなこの作品。我々愛読者は、このハイパー作者・ソルト先生の作品の更新を、これからも心待ちにしている事といたしましょう!
 
 

 結局何が言いたかったんだ?!と思われる前に、このあたりで感想を締めさせて頂きます!(感想だよね?コレちゃんと感想になってるよね?)




 では。さらばッ!
 
 



102, 101

  


   「ミシュガルドを救う22の方法」   作者:新野辺のべる

   【作品内容】
 いやぁ、苦戦しました。初めてのミシュガルド作品です。
 新都社におけるミシュガルドという世界観というかシリーズみたいなのは知ってはいたのですが、その内容についてはまったくの無知という状態でして。
 最初に結論から言ってしまうと、読んだはいいのですがさっぱりわかりませんでした。これミシュガルド初見さんお断り作品かもですね。
 ゲームブックという特殊な方式での物語を構成されていて、選択肢を選ぶことで違う展開・結末を迎えることが出来ます。これもよくわからんまま進めていたら世界を救う2つ目の方法で終了してしまいました…。


   【人物】
 この項目がいっちばん難しい。
 どうも全部が既存のキャラクターのようなのですが、いかんせんこのミシュガルドシステムを理解していない鹽竈にとってはポンポンポンポンと知らないキャラがどんどこ出てきて疑問符で頭が埋め尽くされてしまう始末。
 とりあえずは……あの、ミシュガルド初見者としての視点からの感想を書きます。
 既存のキャラクターということで、おそらく外見や内面をあらかじめ設定された人物が無数にあって、その中から登場するキャラクターを選んで使っている…ということなのですよね?たぶん。
 だからか、登場時によくよく外見描写は事細かに行われています。髪型とか外見年齢とか身体的特徴とかですね。
 でも言ってしまえばそれだけのように見えました。他人の製作したキャラクターをそのままに流用して使い潰している…ような。当たり前といえば当たり前ですが、自分が直々に生み出したキャラじゃないから愛着が薄いように思えます。
 こういうものなんですかね?ミシュガルドというものは。どうにも、キャラの扱いが淡白過ぎて読んでいる側もこれといってお気に入りとか感情移入できるキャラとかが全然出て来なくて(出てもすぐ死んだり退場したりで)あんまりのめり込めなかった感あります。


   【文章】
 ゲームブック方式ということで、全体的に駆け足気味な構成でした。その上に登場するキャラの数が半端じゃないものだから、高速で流れゆくお話の中で人物が置いて行かれているような錯覚を覚えます。
 これは本当に初見野郎鹽竈の個人的な感想そのものでしかないのですが、出すにしてもきちんとそのキャラクターの設定とか内面とかを描写してほしいなーと。メゼツとか主人公なのに死ぬ前の(元の身体だった頃の)話とか一つもわからないし、その妹のことももちろん。出てきて初めて機械が云々とかいう設定も知りました。
 あとはなんでしょうか。物語の展開がやっぱり速いですね。敵の本拠地行ってボス倒すまでの流れとか凄かったです。ソードマスター見てるみたいだった。
 いくらゲームブックといえど、もう少しゆったりお話を構成していってもいいんじゃないかなと個人的には。でもそんな風にやってたらいつまで経っても終わりませんか。22もエンディングあるらしいですし。


   【ざっくり感想】
 ちょっとロクな感想が出来なかったですね。事前にミシュガルドいくつか読んでおくべきだったかな……。
 ということもあり、やはり事前知識無しにこれを読むのはかなり辛いものがあるかと思います。もしこの感想を見て読もうかなと思った方は、ミシュガルドというものを事前にいくらか齧っておいた方が良いですね。
 コメント欄を見る限り、ミシュガルドを知っている人から見ると凄く面白いみたいなので、キャラだけでも一通り把握してから読めばだいぶ違うかも?
 

   「世界銃」   作者:のば

   【作品内容】
 こちらも初めての作者さん。タイトル的にファンタジー臭のする作品ですねー。鹽竈的にもヒットしそうな予感がひしひし。
 最新話―――といってもまだ二話ですが―――まで読みました。感想内容もそれに準じたものとなります。あしからずー。


   【人物】
 主人公……といっていいものなのかどうか。世界における脇役、モブキャラである首藤紘一はどこにでもいる普通の高校二年生。この語り出しが既にテンプレですねー。でもこの作品においては本当の意味で普通の平凡な人間のようです。今の段階では。
 そして普通ではなさそうなのがヒロインにして幼馴染みの灰塚鏑。この子はどうも世界で定められた“役”とやらから外れた?存在のようです。こっちの方が主人公っぽいね?
 それから“悪役”の藍原微。
 非常にわかりやすいですね、なにせ最初から配役が全て決まっているわけですから。隠すこともなく、誰が何の“役”を担っているのかが分かっているというのは斬新かも。単に鹽竈が知らないだけかもしれませんが…。
 謎の銃を持つ“ヒロイン”、を狙う“悪役”。となれば次にスポットが当たるのはヒロインを守る“主人公”になるのがお決まりといったところでしょうか。本来の役から外れ掛かっているモブの紘一が主人公になれるのかどうかが作品のメイン辺りに来そうです。


   【文章】
 とても丁寧ですね。書き慣れているような感じすら見受けられます。もしや既に何かを書いておられる方なのでは?
 初めに銃の説明文を載せて興味を誘うのは上手いなーと純粋に思いました。これで厨二心を忘れていない鹽竈のハートはぐっと掴まれました。
 紘一視点の高校生活がわかりやすく描かれていて、読んでいる側も『こいつマジでモブ野郎だな…』と思うほどに平々凡々なオタク高校生だということが印象付けられます。
 人物の情報を違和感なく自然な流れで語られていき、紘一にとっての友人光則やヒロイン鏑がどういうポジションの人間なのかがさらっと頭に入ってきました。分かり易い。
 ちょっと気になったのが、第一話のこれ↓

『「貞子vs伽耶子」をレンタルで見たばかりだったのもあって、一瞬そういうもの《・・・・・・》かと思った。』

 たぶんこれルビ振ろうとしてるんだと思うんですが。ルビを入れたい内容の終わりに《》を挟むのは合ってますが内容の初めに|を入れてないのでルビが成立していないですね。もし見ているのなら参考にして頂ければ幸いでございます。


   【ざっくり感想】
 今後の展開が普通に気になります。普通に。
 ヒロインがいて敵がいる。となればバトルか!鹽竈大好きなバトル物に発展するのか!?それとも別方向から攻めて来るのか?どっちだどっちだー!?
 …とまぁ色々と今後の展望を期待したりしております。出来れば投げないで続けられてほしい!
 物語の核とも言える不思議なリボルバー拳銃(シンデレラ・リボルバー?)がどう活かされて行くのか、そもそも具体的にどういう能力なのかも鍵になりますね!まだまだ始まったばかりなので楽しみに続きを待ちたいと思います。
104, 103

  


 うんうん、なんだかんだでアクシデントはありましたが(鹽竈の自滅)、なんだかんだで良い方向へ行ったので結果オーライということで。タダス先生本当にありがとうございました。このお礼、次かその次くらいで行いたいと思いまする!!

 さーて次回の感想日はー?
 鹽竈です。なんかコメントでゲームブック作れば?みたいなこと言われちゃって『じゃあ非正規英雄の設定で作ればいいじゃん?』と勝手に考えてたらきっと誰かが実現してくれるんだろうなぁと他人任せにぶん投げようとしてます。…え?まさかあの人が作ってくれるの?火雷さんイラストも?
 次回、
 『鹽竈、十三日を感想対象日にする』
 『バジル、ゲームブックに混じる』
 『鹽竈、たぶん次回の冒頭に謝る』
 の三本でーす。

 毎週サザエさん症候群になる鹽竈は月曜日が大嫌いです。どうでもいい情報でしたごめんなさい。
 茶番は終わりにして、次は十三日の木曜日ということでおひとつどうぞ!たくさん来るといいですねーって毎回言ってる気がしますな…。
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鹽竈 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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